文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業「地方と都会の大学連携ライフイノベーション」平成29年度事業について
島根大学医学部地域医療政策学講座 廣瀬昌博
Update : 2017年6月6日 島根大学
平成25年度文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業~リサーチマインドを持った総合診療医の養成~に選定された「地方と都会の大学医連携ライフイノベーション」は、最終年度を迎えます。28年度は、学内外の連携強化によるあらたな取組みとして、西日本地区選定大学7校参加のミニフォーラムを長崎で開催し、本学では神経内科・認知症疾患医療センター、小児科、リハビリテーション科による「島根の在宅医療を考える実践セミナー」、ならびに行政や関連機関との連携で3大学FDである「地域包括ケアシンポジウム 地域医療構想に基づく地域包括ケア-総合診療医の役割、大学の役割―」を開催しました。
今年度は、厳しい財政状況のなか、トゥワイライトセミナーやオンサイトトレーニングなど島根の地域で活躍する医師や医療従事者の利便性を考慮し、地の拠点としての島根大学医学部の将来につながる研究・教育支援システムの構築を目指した活動を実践したいと思います。 |
疾るお医者さん号、出発!
Update : 2017年5月25日 島根大学
津和野共存病院で5月に地域医療研修中の研修医が今から、訪問診療に出かけます。
文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業により島根大学医学部附属病院と連携し、「疾(はし)るお医者さん」と銘打った訪問診療車を利用しています。車には心電図、エコーが装備されており患者搬送も可能で、充実した訪問診療体制が整備されています。 |
平成29年度第1回学内打合せを行いました。
Update : 2017年4月13日 島根大学
平成29年4月12日(水)、島根大学では、今年度最初の学内打合せを開催しました。
事業関係者が集まり、今年度の事業計画等について協議を行いました。 |
平成28年度「3大学連携事業合同外部評価委員会」を開催しました。
Update : 2017年3月22日 島根大学
平成29年3月1日(水)、神戸大学医学部附属病院 外来診療棟4階 第2会議室において「3大学連携事業合同外部評価委員会」を鈴鹿医療科学大学 学長 豊田長康先生を評価委員長にお迎えし開催しました。
各大学から事業実績等の報告を行った後、2月10日に開催した内部評価委員会の結果に基づき、平成28年度の全体評価を判定しました。会議では、評価委員の先生方から、多くの貴重なご意見を戴き、最終年度に向けて大学連携を更に強化してくことを確認致しました。 |
協議事項
1. 平成28年度各大学病院事業報告及び全体評価について 2. 平成28年度各大学予算執行状況について 3. 本事業に伴う情報交換について 4. その他 |
平成28年度 第2回 島根大学医学部ライフイノベーションコンソーシアム を開催しました。
島根大学医学部地域医療政策学講座 廣瀬 昌博
Update : 2017年3月13日 島根大学
文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業~リサーチマインドを持った総合診療医の養成「地方と都会の大学連携ライフイノベーション」では、地域包括ケアシステムの構築には島根県、市町村ならびに関連医療介護福祉施設との連携が不可欠であることから、関係者のみなさまがたに年に2回、本院にお集まりいただき、本プログラム等の課題について検討しているところです。
先日、平成29年2月23日(木)平成28年度の第2回ライフイノベーションコンソーシアム(連絡協議会)を開催しました。高齢化先進県である島根県での地域包括ケアにおける大学の役割や本プログラムが最終年度を迎えることから、ご参加の先生方の貴重なご意見をいただき、これらを参考に活動を実施したいと考えています。 |
平成28年度「3大学合同内部評価委員会」及び第3回「3大学合同コーディネータ会議」を開催しました。
Update : 2017年2月16日 島根大学
平成29年2月10日(金)、兵庫医科大学 第1会議室において平成28年度「3大学合同内部評価委員会」及び第3回「3大学合同コーディネータ会議」を開催しました。
各大学の内部評価委員、事業関係者が出席し、平成28年度の事業報告及び全体評価を行いました。内部評価委員会の評価結果については、3月1日(水)に開催する「3大学連携事業合同外部評価委員会」に諮り、平成28年度事業の全体評価を行います。 |
【3大学合同内部評価委員会】
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平成28年度 第2回 3大学合同コーディネータ会議 を開催しました。
Update : 2016年12月6日 島根大学
平成28年12月2日(金)、 島根大学医学部附属病院 みらい棟4階 ギャラクシー において第2回3大学合同コーディネータ会議を開催しました。
平成28年度の事業の進捗状況及び問題点について協議を行いました。 |
協議事項
1. 平成28年度 事業の進捗状況及び問題点等について 2. 各コースの登録状況及び大学院コースの受入れについて 3. 中間評価に伴う改善事項について 4. 第3回3大学合同コーディネータ会議(内部評価委員会)について 5. 予算執行状況について(平成28年11月末現在) 6. 平成29年度 未来医療補助金に関する当面の予算関係スケジュール 7. その他 |
第57回日本神経学会学術大会おいて兵庫医科大学コース登録者・修了者がポスター発表を行いました。
Update : 2016年9月16日 兵庫医科大学
兵庫医科大学インテンシブコース登録者 上村容子
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平成28年5月18日(水)~21日(土)に神戸市で開催された第57回日本神経学会学術大会にて、メディカルスタッフポスターセッションに参加し、「認知症疾患医療センターの現状と課題」というテーマでポスター発表を行いました。 |
メディカルスタッフポスターセッションは、多職種連携によるチーム医療のあり方を考えるため第56回大会から開催されています。 |
発表では、当院認知症疾患医療センターの初診患者の状況を踏まえ、現状を報告するとともに、当センターの役割と課題について考察しました。 |
当センターではかかりつけ医からの紹介を受け認知症の鑑別診断を行っていますが、初診患者は軽度認知障害(MCI)が多く、重症度では正常域~軽度の割合が多いことから、診断困難な認知症や早期の認知症の鑑別診断が役割であると言えました。また、診断後の経過を切れ目無く把握し、適切な時期に介護サービスの利用が開始できるよう、かかりつけ医や地域支援機関等との継続的な連携体制の構築が今後の課題である旨報告しました。 |
今後も関連機関との協議を重ねながら、連携のシステム作りに取り組んでいきたいと考えています。 |
兵庫医科大学インテンシブコース修了者 野谷 優
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私は平成27年度に兵庫医科大学インテンシブコースを受講し、平成28年5月20日の日本神経学会学術大会においてポスター発表を行いました。 |
題名は、「地方と都会の大学連携ライフイノベーション ~実地研修~」とし、未来医療人育成事業の一環として、島根県津和野町にて認知症の予防体操指導の実地研修を平成27年8月に行った実地研修会の経験をまとめました。 |
実地研修会では、医師、看護師、医療職、介護福祉士、町役場職員など約70名を対象として、認知症の医療講演とOT・PTによる運動療法の実技指導および問題を提起して、参加者との討論を行いました。そして翌日には、参加者の一部とともに津和野共存病院の見学会を行いました。 |
講演会では、津和野町での高齢化とそれに伴う認知症患者の増加が話題となり、協同して認知症体操を含めた介入調査を、行政も含めて行うことになりました。翌日に訪れた津和野共存病院は、町で唯一の総合病院であり、病床数は99床(一般50床、療養49床)でありますが、常勤医師と看護師不足により、現在は、一般病床の50床(地域包括ケア病床27床)のみ稼動しており、常勤医師数は平成17年度には11名でしたが、現在は4名で、入院と外来、救急、当直、訪問診療を実施していました。 |
今回の実地研修を通して、地方の現状にふれ、都市での地域包括ケアの構築にも役立つ知見を得られることができました。地域連携システムの構築には、共通認識を持った人材養成が急務であり、今後も人材交流を図り、幅広い知見から住みやすい高齢社会の実現を目指す必要性があることを再認識致しました。 |
以下、認知症予防体操の例を示します。 |
平成28年度 神戸大学 医学生における短期海外研修について
Update : 2016年8月24日 神戸大学
未来医療研究人材養成拠点形成事業「地方と都会の大学連携ライフイノベーション」神戸大学「グローバルリーダー人材養成コース」では、医学生がインドネシアやネパールなどに赴き、海外でのプライマリ・ケアを経験し、様々なケアニーズに対応する力を養う機会を提供しています。 |
今年度は、インドネシアの他に派遣協定を進めてきたネパール、カトマンズ医科大学に3名の医学生が参加し、4月4日から4月29日の約1ヶ月間の現地実習に参加しました。 |
今後も神戸大学はグローバルな人材育成に力を注いでいき、次年度はさらに多くの医学生をインドネシアやネパールの研修に参加させる考えでいます。 |
平成28年度コース変更・追加等について
Update : 2016年7月31日 島根大学
未来医療研究人材養成拠点形成事業の「地方と都会の大学連携ライフイノベーション」プログラムでは平成28年度から、教育プログラムのコースの変更・追加等を行い、本事業により大学―地域が連携してリサーチマインドを備えた医療人材、特に総合的医療を展開できるリーダーの育成に更に尽力することとしました。 |
島根大学では、医師以外の医療人材においても、リサーチマインドを身につけ、地域医療や地域包括ケアの現場で指導的立場として役割を担うことに対するニーズが増大しつつあり、また、大学院博士課程への進学を希望する者が存在することから、「総合診療医指導者育成コース」(博士課程)を「地域医療・地域包括ケア指導者育成コース」(博士課程)に名称変更し、本コースの対象を医師以外の医療者に広げ、教育内容の充実を図りました。 |
また、兵庫医科大学では、新専門医制度「専門研修プログラム」(兵庫医科大学病院申請「都市部・地域オールラウンド型総合診療医育成プログラム・期間:3年間」)により、総合診療基本能力習得を目指す1年間コースを設けることで、総合診療医に興味はあるものの3年間コースのハードルの高さから登録を見送っていた者に総合診療の基本に触れてもらい、総合診療専門医の裾野を広げることを目的に「総合診療医育成コース」を追加しました。 |
平成28年度 第1回島根大学医学部ライフイノベーションコンソーシアムを開催しました。
島根大学医学部地域医療政策学講座 廣瀬 昌博
Update : 2016年7月15日 島根大学
文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業「地方と都会の大学連携ライフイノベーション」では、円滑な地域包括ケアの提供には島根県、市町村ならびに関連医療介護福祉施設との連携が不可欠であることから、関係者のみなさまがたに年に2回、本院にお集まりいただき、地域包括ケア等の課題について検討しているところです。 |
平成28年7月8日(金)、平成28年度の第1回ライフイノベーションコンソーシアムを開催し、あらたに出雲保健所 牧野所長、出雲市からは馬庭健康福祉部長、厚生労働省から出向されております医療介護連携課 森口課長らのご参加をいただきました。 |
メンバーが変わることで、それぞれ視点も変わり、いろいろな貴重なご意見をいただきましたが、とくに、医療過疎県である島根県での地域包括ケアにおける大学の役割についてのご意見をいただきました。 |
その他、本会議の目的である地域包括ケアの円滑な提供に向けて各委員から有意義なご意見を戴きました。 |
平成28年度 第1回 3大学合同コーディネータ会議 を開催しました。
Update : 2016年6月10日 島根大学
平成28年6月3日(金)、 神戸大学医学部 研究棟B(基礎棟) 1階大会議室 において第1回3大学合同コーディネータ会議を開催しました。
下記、協議事項について検討し、各大学の連携を強化しました。 |
協議事項
1. 平成28年度 交付申請について 2. 平成28年度 事業計画及び進捗状況について 3. 平成28年度 教育プログラム・コースの追加について 4. 平成28年度 コース登録(予定者含む)について 5. 事業実施に伴う問題点について |
ネパールのカトマンズ・メディカル・カレッジ学長一行が神戸大学病院を訪問されました。
Update : 2015年9月9日 神戸大学
日 時:平成27年8月24日(月) ~ 8月26日(水)
場 所:神戸大学医学部附属病院 目 的:病院見学、ネパールの医療事情のご講演、連携協定の締結 |
ネパール国では、地域に医療機関が無く、フィールドワークによる医療活動などが盛んです。
ネパール国での研修は我が国の若手医師や学生にとって地域医療・総合医療への動機付けには最適の環境です。 |
このたび、神戸大学医学部・医学部附属病院は未来医療研究人材養成拠点形成事業に伴うグローバルリーダー人材養成コースとしての学生・若手医師の派遣も見据え、ネパール国カトマンズ医科大学と連携協定を締結し、人材交流を行うこととしました。 |
8月24日から3日間の日程で同医科大学の学長を始めとするメンバーをお迎えし、同国の医療事情のご講演や今後の人材交流の打ち合わせを行いました。 |
今後、学生や医師の派遣により、地域医療や総合医療への動機付けが期待されます。 |
第1回島根大学医学部ライフイノベーションコンソーシアムを開催しました。
島根大学医学部地域医療政策学講座 廣瀬 昌博
Update : 2015年7月9日 島根大学
文部科学省事業「地方と都会の大学連携ライフイノベーション」では、円滑な包括ケアの提供を行うことを目的に島根県、市町村ならびに関連医療介護福祉施設との連携が不可欠です。 |
そこで、島根県から医療政策課 杉谷医療専門員、出雲市からは佐藤健康福祉部長のほか、厚生労働省から出向されている健康増進課 染谷課長らのご参加をいただきました。 |
杉谷医療専門員からは地域医療構想に関する情報提供を戴き、ならびに染谷課長からは、これまで在宅医療の推進に関与してきた出雲保健所からその業務が出雲市に移行されることについてご説明を戴きました。 |
その他、本会議の目的である地域包括ケアシステムの構築に向けて各委員から問題点およびその対応策等、システム構築に向け、有意義なご意見を戴きました。 |
疾るお医者さん号、大活躍!
津和野共存病院 院長 須山信夫
Update : 2014年9月3日 島根大学
津和野共存病院では従来から訪問診療を手がけておりました。 |
現在、国は高齢化が進む中で要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい人生を最後まで続けられることができるよう住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアのシステムの構築を提唱しています。 |
この中で重要となるのが在宅医療です。在宅医療で急性増悪時にすぐに対応できる体制が患者さんへ安心を与えます。そのためには在宅医療の充実が今後さらに必要となります。 |
このたび文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業により島根大学医学部附属病院との連携で当院に「疾(はし)るお医者さん」と銘打った訪問診療車がやって参りました。車には心電図、エコーが装備されており患者搬送も可能で今後より充実した訪問診療体制が期待されます。また島根大学の学生、研修医の地域医療研修にも活用が始まりました。 |
訪問診療先での患者さん・ご家族さんの笑顔に支えられながら訪問診療を島根大学との連携でより強化していきたいと考えております。 |
「リサーチマインドを持った総合診療医の養成」合同公開フォーラムに参加しました。
コーディネータ
病院医学教育センター長 廣瀬 昌博
Update : 2014年2月23日 島根大学
去る1月31日筑波大学のコーディネイトにより、文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業「リサーチマインドを持った総合診療医の養成」合同公開フォーラムが筑波大学東京キャンパス文京校舎にて開催されました。 |
文部科学省手島英雄大学病院支援室長による特別講演で近未来の超高齢者社会における多様なケアニーズに適切に対応できる総合診療医の養成について、本事業の意義や目的が紹介されるとともに、本事業に選定された全15事業が一堂に会し、その取組について説明がありました。 |
フォーラムでは本事業の展望について広く議論することで、各界からの期待の大きさを感じ取ることができ、また、本事業に従事する各大学関係者らの連携協力強化の良い機会となりました。 |
3大学合同キックオフ会議を開催しました。
事業実施責任者(総括)
地域医療教育学講座 教授 熊倉 俊一
Update : 2013年12月25日 島根大学
文部科学省・未来医療研究人材養成拠点形成事業「地方と都会の大学連携ライフイノベーション」の島根大学、神戸大学、兵庫医科大学合同キックオフ会議を平成25年10月25日、神戸市にて開催致しました。 |
各大学の病院長、実務担当者、事務職員など多くの方々に出席頂き、事業における実施体制、役割分担や各大学の取組などについて意識統一を図ると共に、本事業の今後の方向性について展望致しました。 |
地方と都会に位置するそれぞれの大学が相互に連携して、高齢化社会に対応した地域包括ケアを担うリサーチマインドを備えた人材の育成を図るための第一歩として、ふさわしい門出となりました。 |
文部科学省 未来医療研究人材養成拠点事業に採択されました。
Update : 2013年10月16日 島根大学
文部科学省の「未来医療研究人材養成拠点形成事業」について、本院から申請した総合診療医育成プログラム「地方と都会の大学連携ライフイノベーション」が採択されました。 |
本プログラムは、国民が将来にわたって安心して医療を受けられる環境を構築するため、地域の医療機関や市町村等と連携しながら、超高齢化社会における地域包括ケアシステムに対応できるリサーチマインドを持った優れた総合診療医等を神戸大学及び兵庫医科大学と連携して育成していく事業で、平成25年9月17日から開始しました。 |
地域貢献・社会貢献に取り組みたいと思います。今後、本事業のHPを開設する予定です。 |